2019-09



ミツバチ

ミツバチは害虫なのか?
益虫なのか?

蜂なので刺すことはありますが、アシナガバチなどと比べると刺すことは滅多にありません。そもそも人目に付く場所にハチの巣が作られないので駆除の依頼も滅多にありません。室内に入ってしまったので追い出して欲しいというご依頼はありますが、それも冷静に考えれば窓を開けておけば外にいずれ出ていくと思われます。
ミツバチ

「ハチの一刺し」
蜂は刺したら死ぬ?

ミツバチの毒針には返し針のような逆棘(かえり)があり皮膚などに刺さると針が引っかかり抜けなくなります。しかしミツバチは抜こうとしてしまい針と一緒に内蔵を残し離脱することになります。やはりその状態では生きていくことができず数十分の間に死んていきます。皮膚に残った方の毒針には内蔵とともに毒睾といわれる毒が入った袋が残ることになりハチ本体がいなくなった後も毒が体に送り続けられます。 毒針を外す際には慎重にできるならピンセットなどで針の部分のみを持って外してください。無理なら病院で抜いた方が良いかもしれません。
アシナガバチ

蜂に刺されるとどうなる?
ハチに刺されたらどうする?

蜂の毒って何なのでしょうか? 毒液の中にはさまざまな毒が含まれておりそれぞれの毒の成分が「痛み」「痒み」「腫れ」などの分かりやすい症状の他に溶血や細胞の破壊など聞き慣れない症状も含まれる場合があります。一箇所刺されたぐらいでは(アナフィラキシーショック以外)大した症状にはならないのでご安心ください。 またオオスズメバチだけはマンダラトキシンというまた聞くだけで怖いような神経毒を持っています。
アシナガバチ

駆除の前にハチの巣の見分け方について説明します。

アシナガバチはお椀を裏返したようなかたちで木の枝や軒下、アルミサッシやカーポートなどの金属などにも作られることがあります。六角形の空間がいくつも並び中には卵・幼虫・蛹などが入っています。成虫のアシナガバチは自分の部屋がないので巣にしがみついた状態で待機することになります。女王バチが一匹から巣を作ることになりますが一日でピンポン玉ぐらいの大きさになることもあります。 スズメバチの巣は丸い形をしており同じように吊り下がるかたちになります。裏返した壺のようなかたちの巣もありますが鱗模様だったり波打った模様だったりします。球状の中にはアシナガバチなどの同様のハニカム構造の六角形の板状のものが何層も横に並んでいます。巣がある場所は軒下などの風雨が避けられるところとアシナガバチと変わらずですが、屋根裏や雨戸ケースの中・エアコンの室外機の中などより入り組んだ場所に作られることもあります。 両方とも軒下などに巣をつくることが多い蜂ですがオオスズメバチは地面の中に巣を作る蜂もいます。最近もありましたが森林の工事現場で蜂の巣を踏んで多くのスズメバチが飛んでいるお電話がありました。森を歩く際もお気をつけください。
タイトルとURLをコピーしました