1970年代の政治事件である女性が言ったことばで
「蜂は一度刺したら死ぬというが同じ気持ち」という刺し違える覚悟の告発をした際の発言らしいです。
でも実際は多くの蜂は毒針を刺したあとも生き続けます。そしてまた刺すことも可能です。
刺して死んでしまうのはミツバチだけになります。
ミツバチの毒針には返し針のような逆棘(かえり)があり皮膚などに刺さると針が引っかかり抜けなくなります。しかしミツバチは抜こうとしてしまい針と一緒に内蔵を残し離脱することになります。やはりその状態では生きていくことができず数十分の間に死んていきます。皮膚に残った方の毒針には内蔵とともに毒睾といわれる毒が入った袋が残ることになりハチ本体がいなくなった後も毒が体に送り続けられます。
毒針を外す際には慎重にできるならピンセットなどで針の部分のみを持って外してください。無理なら病院で抜いた方が良いかもしれません。
ミツバチ以外の足長蜂や雀蜂には逆棘がなく一度刺したあとでも抜くことができるので毒が尽きない限り何度も刺してくることになります。
そもそもミツバチには攻撃性がほぼ無く温厚な蜂になります。その蜂が攻撃をしてきた場合、文字通りの「最後の一刺し」となることになります。